
実はこの数年、梅毒の拡大が止まらない・・
過去の病気として、忘れられつつあった病気だが、
かつては「死の病」と恐れられました。
数年前から、厚生センター(旧、保健所)を退職なさったお客様が
よく言っていました、なぜこんなに重要な事実を政府やマスコミは
言わないんだろう?
警鐘を鳴らすべきなのに・・・
梅毒患者が、凄い勢い・・ハイペースで増えていると!!
コロナ禍の中でも増え続けているんです。
さすがに、私のような年齢になると・・かなり縁遠い病ではありますが
若者の間には半端なく広がっているのが現状なんです。
梅毒に関しては、20代の女性たちに感染が目立つのは事実です。
原因や感染経路は??
臨床の現場では、梅毒が増えてきた時期と、訪日外国人客が増加した時期が
重なるんです。
受診した性サービス業の女の子たちからも「外国人のお客さんが増えた」
という声を耳にしました。
梅毒は現在、アメリカや中国など世界的にも増加傾向にあるそうなんです
病原体は国境を簡単に越えますので、粘膜や皮膚の接触という最もリスクの
高い行為によって、梅毒だけでなく治療薬の効きにくい、
淋菌などが広がることを医療者は心配しています。
10年前あたりから増えています、当時827人だった感染者数は、
五年後の時点で約5.5倍の4518人にまで急増しています。
最近になっても勢いは止まらず、毎回、前年を上回るペースです。
だが、医療者側にも梅毒を知らない人が増えている!!
なぜなら、昔は多かった梅毒患者が、撲滅といえる水準までいったん減ったから。
「過去の病気」になったせいで、
症状から梅毒を見抜けない医療者が増えてしまったんです。
ヤバいです!!
医師も知らない梅毒
梅毒は「梅毒トレポネーマ」という病原体が性的な接触によって皮膚や粘膜から
入り感染する性感染症の一つです。
比較的感染力は強く、挿入行為がなくてもオーラルセックスや皮膚の小さな
傷の接触でうつります。
だから、コンドームでも100%は防げない。
でも、多くの人は性病を「パンツの中の病気」だと思っているので、
挿入以外でも感染するとは夢にも思っていないわけですね・・
全身疾患なので、症状が多彩なんです。
性器のしこりや全身のブツブツ以外にも、頭髪の脱毛や難聴、目のかすみといった
症状があるので、梅毒を診たことがない医師には診断が難しい実情があるんです。
また、妊婦が感染していると、胎児に母子感染することもあります。
梅毒は、かつては「不治の病」として非常に恐れられていた病気ですが
治療薬が発達したことで患者数が激減したため、現在では、
「昔の病気」というイメージを持っている人が多いかもしれませんね
しかしながら、現代に復活し始めているのです。
梅毒の原因である梅毒トレポネーマは、低酸素状態でしか生存できません。
また、低温や乾燥にも非常に弱いという性質があります。
なので、梅毒の感染経路は限定されおり、主に感染している部位が皮膚や粘膜と
直接接触することで感染します。
具体的には、膣性交やアナルセックス、オーラルセックスが主な感染経路です。
また、病変部位が口にある場合は、キスでも感染することがあります!
多くは性行為での感染!
梅毒には、予防接種(ワクチン)がないため、予防の基本は、
不特定多数の人と性行為をしないこと、特に感染力が高い第1期、第2期梅毒の
人とは性行為をしないことです。
やはり、怖いのは・・自覚症状の乏しさで発見が遅れる!
なので、重症化する危険性があるんです。
一昔前なんて、詳しい梅毒の病状も分からないで、よく言っていました!
アソコがただれ落ちていく、いろんな部分も・・ただれ落ちると(汗)
でも、まんざら・・嘘でもないらしいです(怖い)
治療の方法
梅毒ではペニシリン薬がよく効きます。
治療期間は早期梅毒で4週間、晩期梅毒で8週間程度らしいですね。
治療の目的はトレポネーマを死滅させることで、重要なのは梅毒血清反応を
陰性にすることではないということなんだとか・・
若い方はもちろん、風俗関係に密な方は・・本当に気をつけてください!
老婆心ながら、後悔先に立たず!!ならないように・・
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