
コロナ自粛が続く中、自信の生活習慣を見つめ直し
一念発起して、ダイエットに乗り出したお客さんがいます。
それ自体は悪くはないが、時に誤った美意識は精神疾患の引き金に・・
以前から体重が100キロ越えだったお客さんですが
二か月前に来店された時に、あれ?何だか細くなっているように見える?
すると先週・・来店!
今度は、何だかじゃなくて・・確実に細くなってる。
顔だけならば、別人!アゴのラインがとてもシャープになった!
つい思った・・・この人、痩せたらイイ男だったんだ!
聞けば、昨年(コロナ禍)から計画はしていたものの、
実行したのは今年の初めだったみたい。
何となく雑誌を見ていて、耳つぼダイエットに興味を持ったので
耳つぼサロンに通ったらしいです。
でも、結局は食事制限しなくてはいけないので、そちらを積極的に
力を入れてやってみたんだとか。
だが・・・今現在でも十分に痩せたのに、まだまだ痩せたいと言う!
ダイエットで、体重が減ることの達成感を覚えてやめられなく現象なのか?
こちらが、「今が丁度よいくらいの体型だから、このまま現状維持だね!」
こう言っても・・
「まだまだ!!もっと、細く・細く」真剣な眼差しで言った。
本当に大丈夫なのか?
最近多い、(神経性やせ症)いわゆる「拒食症」になったんじゃないのか心配
ある時期から、体型へのこだわりが強く、しまいには決して太っていないのに
「痩せなければ」という強迫的に体重を減らそうとしてしまう。
もちろんこうした状況を続けると、健康を害してしまうのは当たり前ですが
大事な、脳にも影響があるんです!
脳の栄養状態が悪化して、認知機能が低下すると、客観的な判断ができなくなり
どんどん悪循環に陥ります。
【摂食障害】
低栄養状態が心に及ぼす影響は、以前から知られています。
そういう実験結果があるんだとか、模擬的に摂食障害の状況を作り出した実験
被験者の食事を半年間にわたって極度に制限し、体重を25%ほど減らしたところ
多くが、不安や苛立ち、鬱といった精神症状を呈したもよう
もちろん、心だけではなく肉体へのダメージも深刻になり
貧血や骨粗鬆症、肝障害、月経の異常など、多岐にわたる問題が全身に生じます
特に、脈が遅くなる不整脈は、突然死を招く怖さがあり、摂食障害を長引かせない
ことが極めて重要です。
むちゃ食いをしてしまう「過食症」も摂食障害になります。
体つきは、痩せて見えず、拒食症とは別物の病気に思えますが
根底にある、体型へのこだわりや太ることの恐怖は同じで、
食べた後に喉の奥へ指を突っ込んで吐いたり、
下剤を乱用して体重を無理やり減らそうとしてしまう。
摂食障害は、中高生を中心とした思春期に多く見られます!
本人は恥ずかしいことと感じて周囲に相談ができず、心身に顕著な症状が
出るまで、家族なども異常に気づかない場合があります。
こうなると、まずは栄養を摂って、脳の機能を回復させることが
第一の治療です。
やっぱり、正しい食事が、一番の(薬)になるんだろう!
ほっそりとしたファションモデルは、女性の憧れだろうが・・・
近年は、摂食障害への配慮から、痩せすぎモデルの起用を禁止する
法律なども、各国で成立してきてます。
なので・・・【痩せ=美】✖
と言う認識が世界で広まっているんです。
不必要なダイエットは、精神疾患の泥沼にハマる入口となりかねません
これからの若い世代にしっかりと伝えていく必要がありますね!
何となくだが、この痩せたお客さん!!
静かなる・・・得体の知らない自信みたいなものに包まれていた感じがした
目つきから違っていました。
ちょっとヤバいかも・・・
あっ、髪の毛は・・・やはり、何となくだが・・薄くなっていた気がします。
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