
もう40年経ちますか・・・
今では理美容専門学校も様変わりしているんだろうなぁ
見習い?修行?今でも?
僕が若い時に通った理美容専門学校!
地方の学校でしたので、全校生徒数が当時で180人くらいだったか?
(今は、半分くらいの生徒数なのかなぁ?
わかりませんが・・・一時はとても少なかったみたいです。)
理容科1クラス、美容科4クラスでした。
理容科なんて30人余り、その中でも男子は半分以下
この時代でしたので、美容科の男子も4クラスもあったのに
10人余りだったと思います!
右を向いても左を見ても、女子ばっかし(笑)
なので・・楽しかったな~
ちょっとだけハーレム!!
だから・・子供の頃から学校嫌いの僕でしたが
この学生生活はずっとずっと続けたかったな~今でも思い出す!
今から思えば、人生の一番絶頂期だったのかも(汗)
だが・・・仕事?見習い?修行?大変だったなぁ・・・
この業種は特に、ずっと変わりなくの徒弟制度!丁稚奉公制度!
なので、仕事をしているのでは無くて・・習わせてもらっているになります。
ほとんどの人は、住み込みでの生活でしたし・・
ですから、当然に給金じゃなくておこずかい程度のお金しか貰えませんでしたね。
今でもその名残りはあるでしょうが、あの時代ほどではないでしょう
ビックリしますよ!
そもそも徒弟制度って、江戸時代から続く伝承でしょう
床屋・髪結と言われる時代からの古~い
他の職種の多くは、ある一定の研修期間はあるでしょうが
それを終えれば普通の社員で初任給などの支給ですが・・
僕たちのこの時代の業界は、理容の方ですが
学校の授業料は別で、働く時間が学校から帰宅しての毎日2~3時間と
土日祝日は丸一日になります
その一月の給金は、僕のお店で3万円!
だが、お店によってバラバラだった・・・
3万円はまだ良かった!1,5万円、2万円も多かったです!
学校で皆で話すので・・
(皆が勤めているお店の不満や先輩たち、お客さんなどの事なども
愚痴っていた、皆そうやってストレス発散していたんですね)
今の若者には信じがたいでしょうが
職人の世界観的に、親にも辛抱しろとよく言われましたが
正直、この仕事の職人てのが、イマイチ合点がいかない思いでした。
心の中では、ちょっとやれば・・「誰でも出来るじゃん!」本音
また、この時代は凄く忙しかった!!
バブル前の好景気でしたから、いろいろな品物も高価な物ほどよく売れた時代です。
例えば、あの時代に・・ユニクロみたいなお店があったなら、誰かに見られたら
なんて思って、恥ずかしくて入れなかったでしょう。
不思議に思えるかもしれませんが、本当にそんな時代だったんです!
きっと同年代の方々は理解できると思います。
だから、自分で経営をするようになるとしみじみと解ることが
あん時は、先生(師匠)スッゴイ儲けていたんだなぁ~ってね(笑)。
徒弟や師弟、丁稚制度って所詮そういうシステムに作ったのでしょう!
(仕事を習わせてやるから儲けさせろ!)
そんな徒弟制度的な伝承からの脱却を考えての思いもあったのか、
約10年前くらいから、理美容学校も二年制になりました。
それまでは、一年制で卒業後にインターン制を終えての国家試験の受験資格が与えられました。
二年制になれば、卒業と同時に受験できます。
こうしなければ当然に、この業界を担っていく若者も増えるわけがありません
よく学生の部活動などでも聞く
「お前は見込みがあるから叱るんだ!」叱って伸ばす!
今では・・死語ですね
現代の若者ならば、辞めさせていただきます!になります。
しかしながら、やはり技術がいきなりの実戦にレベル到達していないのも事実!
「仕事も出来ないのに高い給料やれない!」
経営者の声も聞こえてきそう
でも、徒弟制度にはまだ・・お礼奉公という言葉もあったんですよ
昔は、資格を取得したならば、それから数年間はお礼奉公するもんだ!
なんていうことを普通に聞いていましたが・・?
今から思えば、仕事を教えるから・・長い間尽くしなさい!!
まだそんな考えの店主らは存在するのかはわかりませんが・・・
この古い体制が変わらない限り、衰退し続けるのは仕方がない
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